最近、環境のせいなのか仕事以外でのコミニティが増えたとな感じます。

趣味やPTA、子どもの習い事などで新し集団に属す機会が増えますよね。

そうすると改めて感じるんです。

「本当にいろんな人がいるなぁ」と。

性格なのかな?元から持っているものなのかな?環境かな?

そんな時また面白い研究を見つけました。

チューリッヒ大学の研究で、心の不調を抱えている733人を10年間追跡した研究です。

この研究を読んでいて、

「ああ、なるほど。そういうことか」

と思ったので紹介したいと思います。

性格と「性格の扱い方」は別の話

私たちはつい、

「もっと前向きな性格になりたい」

「人見知りを治したい」

「心配性をやめたい」

と思いがちです。

でも研究者たちが注目したのは、性格そのものではありませんでした。

注目したのは、

その人が自分の性格とうまく付き合えているか

です。

例えば、人付き合いが苦手な人が2人いたとします。

Aさんは、

「自分は人と会いすぎると疲れるタイプだな」

と理解していて、自分のペースで人付き合いをしています。

一方でBさんは、

「自分は人付き合いが苦手だから」

と人を避け続けてしまい、孤立してしまいます。

また、同じように心配性な人でも、

Aさんは準備が得意で失敗を防げます。

Bさんは不安が強すぎて何も行動できなくなります。

性格は似ているのに、人生への影響は全然違います。

つまり大事なのは、

「どんな性格か」

だけではなく、

「その性格をどれだけ上手く扱えているか」

なんですね。

どうやって調べたの?

ここで私が気になったのは、

「性格を上手く扱えているかなんて、どうやって調べるの?」

ということでした。

実は研究者の感覚で決めているわけではありません。

例えば、

・自分がどんな人間か説明できるか

・自分の価値観を理解しているか

・目標を立てて行動できるか

・失敗しても修正できるか

・相手の気持ちを想像できるか

・人と適切な距離感で付き合えるか

・依存しすぎていないか

・孤立しすぎていないか

こういった項目を点数化して評価します。

つまり、

「あなたはどんな性格ですか?」

ではなく、

「あなたは自分の性格とうまく付き合えていますか?」

を見ているんですね。

同じ怒りっぽい人でも差が出る

例えば同じように怒りっぽい人が2人いたとします。

Aさんは、

・怒ることはある

・でも後から振り返れる

・必要なら謝れる

・関係を修復できる

一方でBさんは、

・怒る

・LINEを連投する

・相手を責める

・関係が壊れる

・それでも自分は悪くないと思う

どちらも怒りっぽい性格です。

でも人生への影響は全く違います。

研究者が見ているのは、

怒りっぽいかどうかではなく、

怒りとどう付き合えているか

なんです。

人は歳を取ると少しずつ上手になる

研究の結果、

10年経つと多くの人が、

自分の性格との付き合い方が上手になっていました。

面白いのは、

性格そのものが別人のように変わるわけではない

ということです。

心配性な人が急に楽天家になるわけではありません。

人見知りな人が急にパーティー好きになるわけでもありません。

でも、

・心配に振り回される時間は減る

・人との距離感が上手くなる

・感情のコントロールが上達する

そんな変化が起きていました。

つまり、変わったのは性格ではなく、

自分との付き合い方

なんです。

変えるより、使いこなす

私はこの話を読んでいて、

「変わること」よりも

「扱えるようになること」

の方が大事なのかもしれないと思いました。

私の仕事で言えば、パーソナルジムや施術も同じです。

右利きだから右肩が上がりやすかったり、

猫背になりやすかったり、

腰が反りやすかったり。

筋肉のつき方や痩せ方にも、その人なりのクセがあります。

だからパーソナルトレーニングや整体の最大の目的は、

単に筋肉をつけたり痛みを取ったりすることではなく、

「自分の身体をどう運用するか」

を本人が理解できるようになることなのかもしれません。

骨格や体質、筋肉のつき方にはもともとの個性があります。

だから別人の身体になるわけではありません。

でも、自分の身体の特徴を理解して、正しく使えるようになると、

痛みが減ったり、

疲れにくくなったり、

動きやすくなったりします。

性格もそれと同じなのかもしれませんね。

まとめ

性格は思ったほど簡単には変わりません。

でも、自分の性格との付き合い方は成長できます。

私はこの研究を読んで、

「性格改善」よりも

「性格運用」

という考え方の方がしっくりきました。

自分を否定するのではなく、

自分という車を上手に運転できるようになる。

歳を重ねるって、そういうことなのかもしれませんね。