ヨガの最後に行う「シャバーサナ」。
仰向けになって、手足を楽に広げて、目を閉じる。
初めての方は、
「これもヨガなの?」
「寝ていいの?」
と思うかもしれません。
シャバーサナは日本語で「屍(しかばね)のポーズ」。
ちょっと怖い名前ですが(笑)、身体の力を手放して休むためのポーズです。
私は昔から「休む」ことがあまり得意ではありませんでした。
幼稚園教諭をしていた頃は、休憩という休憩がほとんどなく、常に誰かのことを考えて、何かをしているのが当たり前。
だからなのか、休みの日に家で何もせずにいると、逆に体調が悪くなったように感じたり、
「今日、何もしてないな……」
と罪悪感を感じたり。
今でも、ちょっとあります。
そんな私にとって、シャバーサナは「何もしない」をする時間です。
ポーズを頑張らなくていい。
呼吸を上手にしようとしなくていい。
何かを達成しなくていい。
ただ身体の重さを床に預けます。
でも、これが意外と難しい。
私たちは「頑張ること」はたくさん練習してきたけれど、「力を抜くこと」はあまり練習してこなかったのかもしれません。
そしてよく聞かれるのが、
「シャバーサナって寝てもいいんですか?」
本来は、意識を保ちながら身体を休ませるポーズなので、眠ることが目的ではありません。
でも、寝てしまったから失敗!でもありません。
気づいたら寝ていたなら、
「あぁ、私、疲れてたんだな」
くらいでいいと私は思っています。
寝てもいい。
考え事が浮かんでもいい。
うまく力が抜けなくてもいい。
それに気づくこともヨガのひとつ。
家にいると、家事をしたり、スマホを見たり、次のことを考えたり。
「何もしない」って、意外と一人では難しいものです。
だからヨガの時間くらいは、
やることを全部いったん置いて。
一緒にシャバーサナで
「何もしない」をしてみませんか?
頑張らなくていい時間も、
ちゃんと予定に入れてあげましょう。





