どうも、クラゲの田代です。今日は、僕がリラクゼーションセラピストとして働いていた頃の話をじっくりお伝えしようと思います。今から10年前、毎日腰痛に悩むお客さんたちをケアしていました。皆さんも経験があるかもしれませんが、腰痛はなかなか厄介な問題です。当時、僕は毎日お客さんの体を一生懸命ほぐしていましたが、どうしても一時的な解決にしかならないことがずっと気になっていました。

常連のお客さんから「痛くなったらまた来ますね」と言われたとき、心の中で「これじゃあ本当に解決したとは言えないよなぁ」と思ったのを覚えています。もちろん、マッサージで一時的に痛みが和らいでお客さんが笑顔になる瞬間は嬉しいものです。でも、また同じ痛みが戻ってきてしまうのでは、本当の意味でお客さんのためになっているのか、疑問を抱くようになりました。

そんなある日、たまたま日本整形外科学会の腰痛ガイドラインを目にする機会がありました。そこには、腰痛の改善には運動療法が効果的であることが詳しく書かれていました。「え、運動が腰痛を良くするの?」と、最初は正直半信半疑でした。今まで僕がしていたこととはまったく違うアプローチだったので、本当に驚きましたね。

でも、「試してみる価値はあるかも」と思い立ち、実際に自分でも運動療法を取り入れてみることにしました。まずは自分の体で試してみることにしたんです。運動療法では、その人に足りていない筋肉を鍛えることが基本です。僕の場合、特に体幹周りの筋肉が不足していると感じていたので、コアトレーニングを中心に行いました。

このアプローチを始めてから、徐々に体のバランスが整い、姿勢も良くなっていくのを実感しました。運動によって体のバランスが良くなり、結果的に腰への負担が減ってきたんです。運動がこんなにも効果的だとは、当時の僕にはまったく予想外でした。

その経験を通して、これはクライアントさんにもぜひ伝えたい!と思い、運動療法を取り入れたトレーニングを提供するようになりました。すると、「もう痛みはなくなりました」「痛いから来ているわけじゃなく、体の調子が良くて通っています」と言ってもらえることが増えていきました。以前は、痛みを感じるたびに施術を受けに来ていたお客さんが、今では痛みのない生活を楽しんでいる姿を見ると、本当に嬉しく思います。「やっぱりやっていて良かったな」と実感する瞬間が増えました。

運動療法を取り入れることによって、お客さん自身が自分の体と向き合い、どうすれば良い状態を保てるのかを理解する手助けができたと感じています。これまでのマッサージでは、一時的に痛みを和らげることはできても、根本的な原因にアプローチすることは難しかったです。でも、運動療法を取り入れることで、その方自身の筋力や柔軟性を高め、日常生活の中での体の使い方を変えることができるようになったんです。

腰痛や肩こりに悩んでいる皆さん、ぜひ一度運動を取り入れてみてください。リラクゼーションも良いですが、運動療法を通じて体の根本を改善することで、新しい自分に出会えるかもしれません。これからも、自分自身の体験をもとに、多くの人にこの素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

あなたも、一緒に新しい一歩を踏み出してみませんか?